政経の勉強方法について 学習開始から入試までの流れを解説

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政経の勉強方法


 実際に政経受験をした私が、政経の「最も効率的な」勉強方法を伝授します! 学習開始から入試までの流れを紹介するので、参考にしてください。


1、まずはセンター過去問を解いてみよう


 学習を始める前に、まずはセンター試験の過去問を解いてみて、現在の実力を知ることから始めましょう。


 MARCH・関関同立レベルの偏差値の学校を目指すなら、最終的にセンターの問題で8割以上得点できる力が必要になります。早稲田なら9割はほしいところです。入試本番までにどれだけ学力をあげなければならないのかというのをイメージしましょう。


 また、自分の志望校の過去問にはざっと目を通しておいてください。過去問を見ることによって、自分が何を勉強すればいいのかなんとなく見えてくると思います。「スタディサプリ」に無料会員登録すると、無料で過去問をダウンロードできます。





2、センター過去問の出来を参考に、参考書を選ぼう


 センター過去問を解いたら、次は自分にあった「参考書」(解説書)を選びましょう。目安としては70点未満の得点だった人は「爽快講義」、70点以上の人には「政経ハンドブック」がおすすめです。


 最初から70点以上あれば大したものです。70点未満の人でも、勉強すればできるようになるので安心してください。ただし、あまりにもひどい点数(50点未満が目安)だった場合は、政経での受験は再検討した方がいいかもしれないです・・


3、参考書の使い方


政経ハンドブックをじっくり1周しながら一問一答問題集で知識の確認、定着

ざっと政経ハンドブックをやりなおす

一問一答問題集で再確認

標準問題精講をじっくり一周、復習

過去問をやりながら参考書を復習

時事対策(12月頃から)

入試本番へ


 というのが私のやり方でした。政経ハンドブックや爽快講義を勉強するだけでは知識が安定せず、入試問題で得点できません。そこで問題集をやることで知識を安定化し、入試で高得点を出せるようになります。政経ハンドブックは数ヶ月単位で時間がかかりますが、一問一答問題集なら1週間、「標準問題精講」は2週間あれば十分です。


 ちなみに私はセンターが終わってから標問に入りました。標問の威力は絶大です。今まで同志社の過去問で8割しか取れなかったのが、標問をやり終えた後に過去問を解いたところ、9割5分近く得点できました。


 用語集については、常に手元に置いておいてわからない言葉があったら調べるようにするといいです。


 政経をセンターだけでしか使わない、という人は標準問題精講は飛ばしてもいいと思います。その代わりに他の参考書や一問一答問題集のような簡単な問題集を完璧にしつつ、センター過去問を解いていってください。


4、過去問をやろう


 過去問演習は大事です。特に早稲田や中央ように問題に癖の強い大学を志望するなら念入りにやりましょう。過去問を解くだけでなく、赤本などを見て丸付けをし、間違えたところは必ず復習しましょう。過去問を解くことによって、自分の不得意分野が見えてくると思います。その不得意分野から逃げずに、不得意分野を潰していくことが合格への最短ルートです。


 ちなみに、私は11月頃から他教科もあわせて第一志望の学校の過去問は15年分以上やりました。学部による出題傾向の違いが無かったので、他学部もあわせて「通算で」15年分です。


 赤本・青本を自腹で買うのは高いですよね。お金をかけたくない場合は、学校や予備校で過去問をコピーしてもらうか、「スタディサプリ」に無料会員登録し、ダウンロードして自宅のプリンターで印刷して使うことをおすすめします。


 過去問をやったらしっかりと復習することも当然大事なことですが、とにかく数をこなして傾向を把握し、慣れることも大事なことです。なので気軽にどんどん過去問をこなせる環境を整えておきましょう。


予備校の講義は必要?


 皆さん気になるところだと思います。
 私は東進でバッチリと半年間受講しましたが、無くてもなんとかなったかな、と振り返って感じます。自分のペースで勉強できる人は必要ないでしょう。特にセンターだけの人は必要ないと思います。お金もかかっちゃいますからねー


 ただし、本番直前の時事対策だけは講義を受けて対策をした方がいいと思います。自分で時事対策の参考書を使って勉強するよりも短い時間で要点を抑えられるからです。


 政経の授業を受けたい人は、スタディサプリで受けるのがおすすめです。月980円で全教科の講義をスマホやタブレット、パソコンから「自由な時間」に、「好きな場所」から受けられます。





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